水いぼは子供の病気だと思い込んでいましたが、三十代を過ぎてから、まさか自分自身がその当事者になるとは想像もしていませんでした。ある日、太ももの内側に真珠のような光沢を持つ小さなポツポツがあるのを見つけ、最初は脂肪の塊だろうと放置していました。しかし、一ヶ月経つとその周辺に同じようなものが広がり、激しい痒みを伴うようになりました。皮膚科を受診すると、医師から「典型的な水いぼですね。大人の場合は免疫が低下している時や、皮膚に小さな傷があるとうつることがあるんですよ」と告げられ、大きなショックを受けました。大人の場合、子供のように自然治癒を待つのも一つの手ですが、パートナーにうつすリスクや、仕事でジムに通っている習慣があったため、私は即座にピンセットでの摘除を希望しました。処置室へ案内され、看護師さんから「大人は麻酔テープを使わなくても耐えられる人が多いですよ」と言われましたが、いざピンセットが近づくと、いい歳をして冷や汗が止まりませんでした。処置は、いぼの頂点をピンセットでグッと摘み、中の白い核を押し出すというものでしたが、その感覚は「痛い」というよりも「鋭い衝撃」に近いものでした。一個取るごとにチクッとした痛みが走り、それが二十回ほど繰り返されました。大人の肌は子供よりも厚いためか、出血もそれなりにありましたが、先生は手際よく消毒と保護テープを貼ってくれました。帰宅後、痛みはすぐに引きましたが、自分が水いぼに感染した原因を振り返り、過労による免疫力の低下を痛感しました。処置から二週間後、傷跡は小さなニキビ跡のようになりましたが、新しい水いぼが出ることはありませんでした。大人が水いぼになると、見た目の悪さだけでなく、精神的な落ち込みも大きいです。しかし、勇気を持って皮膚科に行き、ピンセットで「元凶」を取り除いたことで、私は再び前向きに生活を送ることができるようになりました。自分で取ろうとして市販のピンセットでいじった場所は、今でも少し跡が残っており、やはりプロの処置を最初から受けるべきだったと後悔しています。もし大人の男性や女性で、原因不明の光沢のある湿疹に悩んでいる方がいたら、迷わず皮膚科へ行ってください。ピンセットでの摘除は、一瞬の我慢で清潔な肌を取り戻せる、大人にとっても非常に有効な解決策なのですから。
大人になって感染した水いぼをピンセットで退治した体験談